骨可愛いよ骨。
あの子は感覚はあるんですかね？
うんこは出るみたいですが。
一体どっから出るねん。
……ﾊｯΣ(ﾟдﾟ＊)、出るならいれられるんじゃ
素直な船長と、照れ屋な骨が、可愛い。
「ブルック……」
「ルフィさん…？」
どうかなさったんですか、と尋ねる前に緩く抱きしめられた。
ルフィ、さん？
今までも何かとスキンシップの多い人だったが、
こんな優しく抱きしめられたのは初めてだった。
「ブル、ック」
「……はい」
「ブルック…」
「はい、」
「ブルック」
「、はい」
どうかなさったんですか、誰かに苛められたんですか、お腹が空いているんですか、
頭にはいろいろ浮かぶけれど、どれも口からは出ない。
出てくるのは何度も私の名前を呼び続けるルフィさんへの返事、だけ
「あのな、」
「はい」
「おれ、おまえのこと、すっげー……すき」
「はい……、はい？」
「すき…」
す、す、すき、すき？ すき？ すきって、なんでしたっけ。
ヨホホ、私も、しばらく人と接しない内に語彙力が欠けたのかもしれないですね。
「おまえ、は……？」
「あ、の…よく、意味が……」
「……わかんねー、の？ すき、だって…」
「す、すき、って」
「好き。大好き。あい、してる」
「あ、ああああああああああああいっ？」
そ、そん、だって！ 私、骨ですよ！ ついでに男ですよ！
骨だからあんまり関係ないかもしれないですが！
「まっしろで、まっくろで、つよくて、すなおな、お前が好き」
「す、き、…って」
「なんでこんなに、好きなんだろ？」
「し…、知りません、よ」
あ あ、心臓が、バクバク、バクバク。尤も私は骨なので、心臓はないんですが。
それでも疑似的に感じるこの鼓動、音、体温。
あぁ、もしかするとこれは私のじゃなくてルフィさんのものかもしれない。
それでも結局、私の顔が赤いことに変わりはないのだろうけど。まあ実際は真っ白ですけどね。
「ブルックは、わかりにくい、な」
「そ、そう、ですか？」
正直私ほどわかりやすい骨はいないと自負しているのですが、
「だっておれたちみたいに体温は上がらないし、ドキドキを教えてくれる心臓もない」
「でも……私、いますっごく、ドキドキしてます」
「そっか」
「はい」
、あれ？ いまなんか、すごく変なことを言ったような、
「じゃあ、おれたち、ソーシソウアイ、だな」
「え、あ、……はい…」
「不満か？」
「いっ、いえ…ただ、驚いて」
「おどろく？ なにに」
「てっきり、ナミさんかロビンさんと、お付き合いしているのかと」
アッハッハッハッハ、とダイレクトに骨から伝わる豪快な笑い。
な、なんですか、そんなに笑うこと…
「それはねーよォ！ だって、あいつら仲間だもん」
「……私は…仲間じゃ、ないんですか？」
「はぇ？ なんで？」
「だ、だって、彼女たちは仲間だから対象外、なんでしょう？」
「んー……ブルックも、大事な仲間だぞ！ ただ、ナミたちよりも、もっと大事なだけだ！」
あ、なたはなんてことを――。
その言葉、こんな骨じゃなくて、素敵なお嬢さんに言ってあげればいいのに、
……そうすればきっと、誰だってルフィさんに惚れこみますよ、
「な、だから…さ」
「はい？」
「ブルックも好きだって、いって？」
そ、そんな、いきなりっ！ そういうことはこう、交換日記から初めて少しずつ…。
って既に抱き合っている時点でかなり進んでますねコレ！ あれー！？
「だめ、か……？」
うっ……。ルフィさん、その顔は、だめです、反則……です…。
甘やかさずにはいられない、捨て犬のような、
「――す、」
「す……？」
「……す……す……、」
「ほら、もうちょっと！」
こ、これは思ったよりも、は、ずかし、い……！ ルフィさんはよくあんなに連呼できるなぁ。
恥ずかしすぎてドキドキして、心臓が口から出てしまいそう、だ。
まあ私に心臓はないんです、が、ね、……、
「……き、……です…」
「よく聞こえねェ、よ……」
「す、す……き…」
「もーちょい！」
「…すき、ですよ」
※ずっと抱き合ってるよ！
しかしこいつら船のどこでいちゃついてんだろ。
仲間は空気を読んだということで。
骨視点むずかしい＼（＾o＾）／ だがうめえ＾ｑ＾
ﾐﾗ自給自足。なんつー自己満足なマ/スター/ベーシ/ョン。
誰うま*？ 俺うまじゃゴルァ！！！
*誰がうまいねんドカスが の略。
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