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テヌトおわたおわた。
英語が特にひどいです、もうかゆうまです。

昨日の悪ノ北伊の続きで、悪ノ娘ですヴぇ~。
そしてなぜか召使→娘と進んでいるという…。
でも召使から聞いたほうがストーリーはわかりますよね!








 


むかしむかしあるところに
全て支配した王国の
孫にあたるよく似た兄弟が
そこに二人で存在してた

絢爛豪華な肖像画
顔の良く似た兄弟と
毎日食べれる美味いトマト
全てが全て俺の幸福

金が足りなくなったなら
俺の奴隷から搾りとれ
美しくない薔薇なんて
握り潰してしまえ

「俺の召使にしてやってもいいぞ!」

無邪気な華 可憐に咲く
鮮やかな表情で
周りに見せないその笑顔(かお)で
嗚呼 弟と共に過ごしてる

暴君南が焦がれるは
東の端の島国で
だけども彼は弟と
隣の国とで手を取った

独占欲の強い南
ある日弟を呼びだして
小さな声で言いました

「同盟なんて裏切れよ」

幾多の兵士が交じり合い
幾多の命が消えていく
苦しむ弟の嘆きは
空しく彼には届かない

「今年もトマトがいっぱい獲れたな!」

無邪気な華 可憐に咲く
狂おしい表情で
周りに見せないその狂気(かお)で
嗚呼 弟を傷つけてしまう

南イタリアを倒すべく
怒る国々は立ち上がる
兵を率いて攻め入るは
黒き鷲を背う彼の兄

北が止めに入っても
彼は既に止まりはしない
「東はまだ生きている」と
言っても彼は聞きはしない

ついに南は包囲されて
国の民たちも逃げ出した
南イタリアの暴君は
ついには逃げられない

「離せこのケ・バッレ!」

無邪気な華 可憐に咲く
悲しげな表情で
周りに見せないその泣き顔(かお)は
嗚呼 弟のことを想っている

むかしむかしあるところに
全て支配した王国の
孫にあたるよく似た兄弟が
そこに二人で存在してた

処刑台には彼の国
彼が一番過ごした場所で
南と呼ばれたその男
孤独 牢屋で何をおもう?

ついにその時がやってきて

滅亡(おわり)を告げる鐘が鳴る

自国の民には目もくれず


― 南 ― は静かに言った


「ごめんね、ロヴィーノ」


散った華 驚愕に染まる
色褪せた視界の中
ただ彼が認識するは
嗚呼 弟の微笑う姿だけ


 

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